コンタクトの選び方
SELECTING THE CONTACT

ものを見る時に重要な働きをする『角膜』は、大気中から酸素を取り入れ栄養とします。
しかし酸素透過性の低いレンズを装用すると、角膜は酸素不足に陥り、正常な機能を果たせなくなります。
よって、眼の表面を覆うように装用するコンタクトは、多くの酸素を通すものでなければ角膜に必要な酸素が供給されず、行われるべき機能が低下してしまうこととなります。

間違いのないコンタクト選び

角膜の長期酸素欠乏状態が引き起こす眼へのダメージ

角膜上皮細胞剥離→バリア機能の低下→細菌の付着→感染症

角膜上皮細胞剥離→バリア機能の低下→細菌の付着→感染症
黒く見えているところが剥離部分で、多くの細胞が剥離してしまっているのが分かります。

角膜内皮細胞の死滅減少→角膜の混濁[水疱性角膜症]→視力低下
継続的に酸素不足が続くと、角膜の細胞が死んでしまい、一度失った細胞は再生されることはありません。
また残っている細胞も大きさや形にばらつきが出てしまいます。

コンタクト状態に留意しましょう

普段きちんとお手入れをしているつもりでも、毎日使っているコンタクトにはキズや汚れが付着してしまいます。正しいお手入れ方法を守り、レンズの状態を常に気にかけましょう。
少しでも違和感があれば装用をすぐに中止し、眼科医の診察をお受けください。

誤ったコンタクト装用が引き起こす眼へのダメージ

巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎
この病気は、その多くが汚れの付着したソフトコンタクトを使用し続けることで発症します。上まぶたの異物感、コンタクトの上方へのズレ、目のかゆみがある、目やにが出るなどの症状が現れます。

眼へのダメージが心配なコンタクトの状態

このページのトップへ